Amazonのスマートスピーカー「Echo」が、ユーザーと「Alexa」との間の会話の内容に応じて、これまで以上に感情を表せるようになるかもしれない。Amazonの発表によると、同社はAlexaスキルの開発者向けに嬉しそうなイントネーションとがっかりしたイントネーションを米国で利用できるようにしたという。これは、Alexaが今ままでよりもはるかに自然で感情のこもった声で話すようになる可能性がでてきたということだ。
Amazonはかなり以前から、Alexaのイントネーションをより自然で、よりユーザーの感情を汲み取ったものにしようと取り組んできた。この2年間で、ささやくような話し方がAlexaの音声レパートリーに追加されたほか、ニュースキャスターのような話し方に対応させようとしてきたが、Amazonは、Alexaの音声を状況に応じて特殊化する取り組みを続けていたようだ。Alexaスキル開発者は現在、ニュースや音楽向けの話し方を利用できるようになった。ニュース形式の音声ではオーストラリア版も用意されている。
Alexaの嬉しそうなイントネーションとがっかりしたイントネーションの例が公開されている。
Amazon提供のサンプルを聞く限り、これらの音声はかなり良くできていると感じられる。しかし現時点では、試合に勝った時や、クイズの答えが間違っていた時など、特定の状況で特定の声の調子が必要になる場合にしか利用できなさそうだ。
Alexaがユーザーのさまざまな感情を察知したときに、そうした声の調子が自然に適用できるようなるかどうかはまだわからないが、その可能性は日に日に近づいているようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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