オオアサ電子が11月27日、オーディオブランド「Egretta(エグレッタ)」シリーズの新モデル「TS-A200」を3年ぶりに発表した。高さ260mmのアクティブスピーカーで、デスクトップでの使用が可能。ハイレゾ再生のほか、Bluetoothにも対応する。
エグレッタシリーズは、広島県に拠点を置くオオアサ電子が、2011年に立ち上げたブランド。液晶表示装置や電源装置、音響機器などの製造を請け負ってきたが、リーマンショック以降厳しくなった本業に対し、新たなビジネスを模索して生まれた。20数年前からオーディオメーカーのOEMを手がけており、音響機器作りのノウハウをいかしている。
筐体、スピーカーユニットから組み立てまで、すべて広島県で製造、開発している「Made in Japan」モデル。ハイレゾ対応スピーカーとして理想的な特性をもつ 「ポリマー・クレイ・コンポジット」を振動板に採用したハイルドライバー型トゥィーターとスギ由来の新素材「改質リグニン」を成分に加えたドーム型振動板によるウーファーユニットにアクチュエータ振動ユニットを加えた3ウェイ構成。「全方位アクティブホーン」により、360度全方位スピーカーながらグルーブ感を表現できるとしている。
改質リグニンとは、スギ材の中に約3割含まれるリグニンという成分から製造される新素材。熱に強く、加工しやすい性質を持つ。この改質リグニンを加えることで、振動板の強度が上がり、軽量化も実現できるとのことだ。
本体にはDAコンバーターとアンプを内蔵。パワーアンプはRチャンネルスピーカに搭載する。2本セットで販売する「TS-A200as」(税別価格:19万6000円)のほか、アンプ内蔵タイプの全方位モノラルスピーカー「TS-A200a」(同:12万4000円)、アンプ非内蔵の全方位パッシブスピーカー「TS-A200s」(同:7万2000円)の3タイプを用意。2本セットでも付属のL、R接続ケーブルを外すことで、L+R動作のモノラル1本使用が可能だ。
サイズは高さ260mm×直径130mmで、重量約1.5kg(TS-A200a)。Bluetoothの対応コーデックはSBC、AAC。アナログ3.5mmステレオミニジャックのほか、USB(Type B)、光デジタル入力も可能だ。
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