Volkswagen(VW)は、VWグループにおける自動車向けソフトウェアの開発力を強化するため、ソフトウェア開発部門「Car.Software」を独立したグループ会社として再編すると発表した。2020年1月1日に運営を開始し、2025年までに70億ユーロ(約8399億円)以上を投資する計画。
Car.Softwareがカバーする領域は、コネクテッドカー&デバイスプラットフォーム、インテリジェントボディ&運転席、自動運転、エネルギー、モバイルサービスなどの分野。自動車向けのOS「vw.os」やクラウド「Volkswagen Automotive Cloud」といった、グループ共通のソフトウェアブランドを展開する考え。現時点で10%に満たないソフトウェア内製率を、2025年には60%以上へ高めるとしている。
Car.Softwareには、VWのほか、AudiやPorscheといったグループ内のソフトウェア技術者を集約する。当初は、技術者約3000人体制とし、新規雇用や買収、提携などで2025年には1万人超へ増やす。
ドイツのガイマースハイムにあるAudi Electronics Ventureを拠点とし、ドイツ各地の技術者を受け入れる。米国のシアトルと中国の北京にも事業所を設ける。
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