LINEは11月20日、エビソルと「俺のGrill&Bakery 大手町」において、AI電話応対サービス「LINE AiCall」の実証実験を開始したと発表した。
これは、LINEが保有する音声認識、チャットボット、音声合成の技術を組み合わせることで、自然な会話が可能なAI電話応対サービスを実現する、AIソリューションサービス事業「LINE BRAIN」における開発プロジェクト。エビソルとは、AI技術を利用した音声自動応答サービスに関する基本合意を7月23日に締結している。
今回、サービス名称を「DUET」からLINE AiCallと定め、実用化に向けた実証実験を、エビソルの飲食店向け予約管理システム「ebica予約台帳」を導入している「俺のGrill&Bakery大手町」にて開始。ebica予約台帳の電話予約受付機能のうち、固定電話からかかってきた予約電話に、LINE AiCallが試験的に応対するという。なお、固定電話以外からの電話に対しては、エビソルの「ebica IVR」が応答する。
同社によると、LINE AiCallによって、飲食店などのスタッフが電話応対に取られていた時間を利用者へのサービスに集中できるようになるほか、予約台帳との連携により予約情報が自動登録できるなど、店舗の負担を削減できるという。LINE AiCallでは今後、外部サービスとの連携だけでなく、LINE公式アカウントによる問い合わせ応対、予約事前確認の自動化など、LINEの他サービスとの連携も視野に取り組むという。
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