Appleが米国時間11月20日、新しい「Mac Pro」の生産を開始しており、12月には顧客向けに出荷する予定だと明らかにした。また、テキサス州オースティンで新キャンパスの建設に着手したと発表した。同日には、Donald Trump米大統領がオースティンにあるAppleの生産施設を視察し、最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏と会談した。
新しいキャンパスは広さが300万平方フィート(約27万8700平方メートル)で、まず従業員5000人が配置されるという。2022年にオープンする予定だ。
Appleの最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏は声明の中で、「史上最も強力なApple製デバイスであるMac Proをオースティンで製造することは、誇るべきことであると同時に、米国人の創造性が持つ揺るぎない力の証でもある」と述べている。また、オースティンで新キャンパスの建設が進む中、Appleは市、そして有能で多様な労働力との強い結びつきを深めているとしている。Appleは240万人の米国人の雇用を支えているとし、「米国のイノベーションのストーリーに貢献し続けたい」と述べた。
Trump大統領はこれまでにも、Appleなどの米企業に対し、製品を米国内で製造するよう求めてきた。Cook氏は、米国と中国の貿易戦争が続く中、関税の回避に向けて風向きを変えようとしてきた。
Trump大統領は施設に集まった報道陣に対し、「誰もがそれは経済にとって悪いと発言しているが、今Tim Cook氏からも聞いたように、われわれの経済は世界で圧倒的に強い」と述べた。
Steve Mnuchin財務長官とIvanka Trump大統領補佐官も視察に同行した。
新型Mac Proは6月の年次開発者会議「Worldwide Developers Conference」(WWDC)で発表された。Apple製コンピューターの最上位機種の最新モデルとなる。価格は最小構成で5999ドル(約65万円)からだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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