ブイキューブは11月19日、Krisp Technologiesが提供しているノイズキャンセリングアプリケーション「Krisp」(クリスプ)について、日本国内における独占販売契約を締結。同日より提供を開始すると発表した。ウェブ会議で課題になる音声の品質を改善し、快適なコミュニケーションを実現させるサービスとしている。
Krispは、環境音やノイズを軽減するアプリ。ヘッドセットやマイクスピーカーなどのハードウェアに採用されている、騒音を打ち消す技術を用いたノイズキャンセリング機能と異なり、マイクスピーカーなどのハードウェアから入力された音を人の声と騒音に分解し、人の声のみを送受信できるようにする独自技術を用いたもの。
krispNet DNNと呼ばれる積層ニューラルネットワークモデルを開発し、3万人2500時間の音声データ、2万種類の騒音データを学習させたサービスで、ノイズキャンセリング機能を持たないヘッドセットやマイクスピーカーを用いても、快適にコミュニケーションを実現できる点が特徴としている。Salesforceやintelへの導入実績があり、米国をはじめとした世界150カ国以上、3万人を超えるユーザーが利用しているという。
V-CUBEやSkype、Google Hangout、Zoomなどのウェブ会議サービスや音声通話サービスなど、600を超える映像音声コミュニケーション関連のアプリケーションと連携している。
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