米携帯通信大手T-Mobileの最高経営責任者(CEO)を務めるJohn Legere氏が、2020年5月1日に同職から退くことを米国時間11月18日にTwitterで発表した。
率直な物言いで知られるLegere氏は、同氏がCEOを辞任し、同社のプレジデント兼最高執行責任者(COO)のMike Sievert氏が後任CEOに就任するのではないかというかねてからの憶測を認めた。なおこの幹部再編の一環として、最高技術責任者(CTO)を務めるNeville Ray氏も技術担当プレジデントに昇格するという。
今回の発表は、T-MobileによるSprint買収に向けた作業が長引くなかで行われたもの。Legere氏は先ごろ、この買収計画について「2020年前半の完了を見込んでいる」と述べていた。
両社の合併は、米連邦通信委員会(FCC)と米司法省がそれぞれ承認しているいっぽう、複数の州司法長官らが反対の意向を示している。T-MobileにSprintとの合併を許すと、米国の主要無線事業者が4社から3社に減るため、消費者に対する価格の高騰と失業につながるというのが彼らの反対理由だ。
Legere氏は、CEO退任後もT-Mobileの取締役会に留まる予定で、「引退はしない」としている。また、Sprint親会社のソフトバンクが出資するWeWorkのCEOに就任する可能性を示唆した噂が先週流れていたが、これに関して同氏今回その可能性を否定している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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