「Surface Pro X」分解レポート、修理しやすさは10点中6点--iFixit

Corinne Reichert (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2019年11月08日 12時10分

 iFixitが米国時間11月7日に公開した分解レポートによると、新型タブレット「Surface Pro X」は、Microsoftが「修理可能なタブレットの時代」に入りつつあることを示すものだという。レポートでは、SSDはユーザーが交換可能であり、またほとんどの部品はモジュール式のため個別に交換できるとされている。

提供:Sarah Tew/CNET
提供:Sarah Tew/CNET

 MicrosoftのSurface Pro Xは10月に発表され、米国では11月に最低価格999ドル(約10万9000円)で発売された。この13インチのタブレットには、Qualcomm製プロセッサー「Snapdragon」をMicrosoft向けにカスタマイズしたArmベースの「Microsoft SQ1」が搭載されている。

 iFixitによると、タブレットのディスプレイは「扱いやすい発泡性接着剤」で固定されており、「取り除くのに熱や溶剤は不要」だという。

 「この扱いやすく切断可能な発泡性接着剤は、これまでの『Surface Pro』と比べると大きな改善であり、ディスプレイが接着剤で固定された他のあらゆるタブレットをも凌いでいる。高熱を加えたり、イライラしながら切断したりこじ開けたりする作業や、接着剤にまみれた工具、誤って(頻繁に)亀裂が入るディスプレイといった『特性』にも、幸いなことに別れを告げることができる」(iFixit)

 iFixitによると、欠点の1つはバッテリーが接着剤で固定されていることだという。つまり、この部品を修理または交換するには、ほぼ完全に分解する必要があるということだ。

 総評として、iFixitはこのタブレットの修理容易性スコアを10点満点中6点とし、Microsoftは「少なくとも修理容易性の世界に足を踏み入れた」と述べている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]