各種センサーとWi-Fiを備え、留守中の人の動きを検知・通知したりテレビやエアコンのコントロールまでできる、ソニーネットワークコミュニケーションズの照明器具「マルチファンクションライト」がBluetoothに対応した。11月13日、コンパクトタイプの新モデルを発表。テレビやゲームとつなげて、臨場感ある音を楽しめる。発売は11月15日。LED シーリングライト 「LGTC 30」 とマルチファンクションユニット 「LGTG 200」を合わせ想定価格は3万円前後になる。
マルチファンクションライトは、マルチファンクションユニットとLEDシーリングライトを組み合わせて使う照明器具。ユニット部に、人感・温度・湿度・照度のセンサー、マイク、スピーカーなどを内蔵し、住空間における温度、湿度、照度をスマートフォンアプリと組み合わせて見える化するほか、スマートスピーカーによる音声操作や、ユニット自体が赤外線リモコンとして動作するため、テレビ、エアコンのコントロールにも対応する。
従来はWi-Fiのみの対応となっていたが、新モデルではWi-Fiに加えBluetooth接続もサポート。スマートフォンと連携して音楽を聞いたり、テレビと組み合わせて映画を見たりと、エンターテインメントにも活用しやすい機能を取り入れた。
Bluetoothは、映像と音声のズレを感じにくいaptX LL(Low Latency)に対応し、低遅延を実現。ゲームやスポーツなどのコンテンツも違和感なく視聴できるとしている。テレビと組み合わせれば、テレビのスピーカーと天井に設置したマルチファンクションライトからのスピーカーの両方から音声を再生可能だ。
LEDシーリングライトは、従来モデルよりも直径が80mm小さく、1.6kg軽量になったコンパクトモデルを採用。明るさは従来の12畳タイプから10畳相当へとなったものの、存在感のないスッキリした外観を採用する。
今回のBluetooth対応は、現在マルチファンクションライトを使用しているユーザーの声を受けて取り入れたもの。BtoCとともに、賃貸の集合住宅などにBtoB展開していることもあり、不動産会社などを経由してユーザーの声を集めたという。新モデルも同様にBtoC、BtoB展開をする予定。BtoCモデルに限っては、エアコン、テレビの操作は、2週間のお試し利用後、ソフトの購入により利用が可能になるとのこと。12月末までの購入に限り、ライセンス料金を無料とするキャンペーンを実施する。エアコン対応ソフトは2020年春のリリース予定だ。
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