cheeroブランドを展開するティ・アール・エイは11月6日、組み立て済み3Dプリンター「cheero3D pro」および、PLAフィラメントの発売を開始すると発表した。
販売価格は、本体が4万4800円(税込)。PLAフィラメント(1kg)が2000円(税込)。
同社によると、製品開発のスピードアップのため、またcheeroならではのコモノを発想するアイデア試作機として、日々多くの社員が活用。デザイン案の検討を例にすると、外注の場合と比較して、複数のモデル制作がほぼ一晩で完成する上、連続して検討を重ねることが可能になったという。
また、個人のイメージを立体化する感動を多くの人に体験してもらいたいという思いから、自社が使用して精度と信頼性を確認した3Dプリンターを組み立て済みの状態で販売することにしたという。
最近では、キット形態で販売される3Dプリンターが多く、低価格で販売されているが、質など一般的には不安な要素があることは否めない。今回販売を開始する「cheero3D pro」は、全世界で数万台以上の販売実績のある機種をベースに日本市場ならではの品質と特別な仕様を加えて完成。構造面では、高精度なアルミニウム製の材料を使っており、熟練したベテランの手で組み上げた安心できる仕上がりになっているという。
造形エリアは、幅220mm×奥行き220mm×高さ250mm。造形方式は、FDM「熱溶解積層」方式。造形積層ピッチは、0.1〜0.4mm。造形速度は、30〜60mm/s(最大180mm/s)。ノズル直径は、0.4mm。造形精度は、±0.1mm。ノズル温度は、最大255 ℃。ヒーティングベッド温度は、最大110 ℃。フィラメント直径は、1.75mm(PLA)。データ入力は、microSDカードを利用。対応ファイルフォーマットは、G-code File。
外形寸法は、幅440mm×奥行き435mm×高さ465mm(ケーブル、フィラメントホルダー除く)。重量は、7.3kg。
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