Googleは米国時間11月5日、サステナビリティ(持続可能性)に関するプロジェクトや社会問題の解決に取り組む新興企業を支援するプログラム「Google for Startups Accelerator」を開始した。この発表の背景には、Googleが気候変動に対する方針をめぐって従業員から抗議されている現状がある。
Googleで最高サステナビリティ責任者を務めるKate Brandt氏はブログ記事で、Google for Startups Acceleratorでは、欧州、中東、アフリカの新興企業に「研修、製品、技術支援の利用機会」を提供すると説明。これらの新興企業は、Googleのチーム、地域のメンター、および外部の専門家から助言を受ける。8〜10社が選ばれる予定だ。2020年初めに始まるプログラムの期間は6カ月にわたる。
Brandt氏によると、このプログラムではさらに、起業家がより多くの潜在的投資家に出会えるよう支援する。「貧困、不平等、気候、環境の悪化、繁栄、平和と正義」に関するものを含む国連の持続可能な開発目標(SDGs)を基準に参加企業を選出するという。
プログラム開始の前日には、Googleの従業員1000人以上が同社の最高財務責任者(CFO)であるRuth Porat氏に対し、気候変動に関する問題に対して行動を起こすよう求めて署名した公開書簡を発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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