特に日本市場の顧客の声に応えた事例の1つとして、マット氏は新たに投入したSurface Laptop 3を挙げた。マット氏によると、日本のコンシューマー市場では15インチのラップトップPCに対するニーズが大きく、またメタル仕上げが欲しいという声も多かったことから、メタル素材を採用した15インチモデルを用意するに至ったのだそうだ。
同社ゼネラルマネージャーのアンドリュー・ヒル氏は、従来の15インチのラップトップPCが大きくて重い傾向にあることから、Surfaceシリーズとして投入する上では「デザインが必要だった。適切な薄さと重さで、持ち運べるプロダクトを追求した」とコメント。大画面ながらも薄くて持ち運びやすいことに力を入れて開発したと話した。
また、イノベーションという側面で注目されるのが、クアルコムと共同開発したARMベースのプロセッサ「SQ1」を搭載し、LTEによる通信に対応しながら、7.3mmという薄さを実現した2in1モデル「Surface Pro X」である。
この薄さを実現できた理由として、同社プリンシパル インダストリアルデザイナーのティム・エスコリン氏は、「最終的にはチームワーク。チームが1つになることでエンジニアとデザイナーが一体になり、魔法のような体験を提供できる」と話した。
そしてもう1つ、Surfaceシリーズとして新たに投入されたワイヤレスイヤホンの「Surfacee Earbuds」に関しても、多くのチャレンジをしているとのこと。Surfacee Earbudsは音楽を聴くだけでなく、Office 365と連携しPowerPointの操作ができるほか、搭載されている2つのマイクによって音を拾い上げ、AIによる翻訳で話した言葉を60カ国の言語に翻訳できる機能などを実現するという。
また、Surfacee Earbudsはデザインも工夫しているという。「耳の中に差し込むことをしたくなかった」(ティム氏)ことから、人間工学的に装着して快適なフィット感が得られるよう、耳の周りにホバリングするような形で設計しているという。
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