ソニー、「ストリーミングウォークマン」登場--Spotifyも聴ける「NW-A100/ZX500」

 ソニーは10月16日、ストリーミング機能を備えた「ストリーミングウォークマン」を発表した。「NW-A100」シリーズと「NW-ZX500」シリーズをラインアップする。いずれも発売は11月2日。

 1979年に登場したウォークマンは2019年で40周年。カセットテープからはじまり、CD、MDは、メモリータイプと記録メディアとともに進化してきた。しかし、音楽配信売上は2018年にストリーミングが初めてダウンロードを上回り、サービスも拡大している。こうした背景を受け、1台でダウンロード購入から、ストリーミング、オフライン再生にまで対応したストリーミングウォークマンを発表。あらゆる音楽をハイレゾ級高音質で再生できるとしている。

 NW-A100には、圧縮音源を自動的にアップスケーリングする、AI搭載の高音質技術「DSEE HX」を採用。曲のタイプをリアルタイムで解析することで、広がり感や奥行き感を加え、自動的に最適なアップスケーリングができるという。アンプには「S-Master HX」によるフルデジタルアンプを採用する。

「NW-A100」
「NW-A100」

 ネットワーク対応により、PCを使わず本体のみでストリーミングやダウンロード購入が可能。アイ・オー・データ機器のCDレコーダー「CDレコ」を使えば、PCを介さず直接CD楽曲を取り込むことも可能だ。

 削り出しアルミキャビネットを採用したほか、「Fine Sound Register」や「フィルムコンデンサー」など、上位機にも採用された高音質パーツを搭載。現行モデル「NW-A50」シリーズに比べ、画面サイズを3.1インチから3.6インチに大きくした。

  • NW-A107(64GB、想定税別価格:4万7000円前後)
  • NW-A106(32GB、想定税別価格:3万7000円前後)
  • NW-A105HN(16GB、想定税別価格:3万9000円前後、イヤホン「IER-NW510N」同梱)
  • NW-A105(16GB、想定税別価格:3万2000円前後)

 NW-ZX500は、ボディに銅切削ブロック、「DMP-Z1」で採用したバランス出力用電源などを搭載したハイエンドモデル。アンバランス出力の電源も従来の47µFから100µFへと2倍以上にアップしている。

「NW-ZX500」
「NW-ZX500」

 本体にはWi-Fiを備え、PCを介さず楽曲の転送に対応。384kHz/32bitのリニアPCM再生をサポートするほか、DSDネイティブ再生も可能だ。サイズは高さ121.8mm×幅57.3mm×奥行き14.8mmで、重量約164g。3.6インチのモニタを搭載する。

  • NW-ZX500(64GB、想定税別価格:8万円前後)
  •  ソニーでは、ウォークマン発売40周年記念モデル「NW-A100TPS」を12月15日までの期間限定発売。ウォークマン1号機である「TPS-L2」の発売当時のパッケージを再現したスペシャルボックスに、背面に40周年記念ロゴをプリントした「NW-A105」のブラック、TPS-L2のデザインを模した専用ソフトケース、ウォークマンロゴや40周年記念ロゴのステッカーを同梱する。

    ウォークマン発売40周年記念モデル「NW-A100TPS」
    ウォークマン発売40周年記念モデル「NW-A100TPS」

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