Amazonは米国時間9月23日、視覚障害のあるユーザーの生活を助ける新機能をスマートスピーカー「Echo Show」に追加したと発表した。この「Show and Tell」機能を利用すれば、家庭にある食料品をEcho Showのカメラが識別してくれる。ユーザーは、食料品をディスプレイの前に掲げ、「Alexa、私が持っている物は何?」と聞くだけでいい。
Show and Tell機能は、第1および第2世代のEcho Showデバイスを所有する米国のAlexaユーザー向けに提供開始された。
Amazonの「Alexa for Everyone」チームの責任者Sarah Caplener氏は、発表の中で次のように述べた。「製品の識別は困難な場合があり、顧客がAlexaの支援を必要としていると聞いた。顧客が買い物袋の食料品をより分けたり、カウンターの上に何が載っているのか判断したりする際、それらの品物を識別する手助けをし、必要な情報をその場で顧客に提供することで、そうした作業をもっと楽なものにしたい」
AmazonのAlexa for Everyoneチームは、視覚障害のある従業員や、カリフォルニア州サンタクルーズに本拠を置く視覚障害者の支援団体Vista Center for the Blind and Visually Impairedとの緊密な協力を通じて、この機能を開発した。
Show and Tellのような人工知能(AI)を利用した機能は、Amazonなどのテクノロジー企業が、多くの障害者の生活に不可欠な存在となるのに役立つ可能性がある。Amazonが指摘するように、世界保健機関(WHO)によると、視覚に何らかの障害がある人は世界で推定13億人にのぼる。世界人口の約15%が、視覚に何らかの問題を抱えている計算だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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