華為技術(ファーウェイ)は現地時間9月19日、ミュンヘンで開催されたイベントで、最新のハイエンドスマートフォン「HUAWEI Mate 30」「HUAWEI Mate 30 Pro」を発表した。プロフェッショナルグレードのカメラを搭載し、Appleの新しい「iPhone 11」や「iPhone 11 Pro」と直接競合する製品になりそうだ。
イベントで注目を集めたのは、Mate 30 Proの背面に搭載されたクアッドカメラだ。4000万画素のメインカメラ、4000万画素の超広角カメラ、800万画素の望遠カメラ、そして写真にさらなる深度を加えるToF(Time of Flight)センサーで構成される。iPhone 11 Pro/Pro Maxは背面にトリプルカメラを採用している。
Mate 30は799ユーロ(約9万5000円)、Mate 30 Proは1099ユーロ(約13万1000円)、「Mate 30 Pro 5G」は1199ユーロ(約14万3000円)からとなっている。
Mate 30 Proの前面には、ファーウェイによると「世界で最も進化したノッチ」があり、ジェスチャーセンサー、3D深度カメラ、アンビエントライト&近接センサー、3200万画素の自撮りカメラが配置されている。
Mate 30は、さらにノッチが小さく、2400万画素の自撮りカメラとアンビエントライト&近接センサーが搭載されている。
ファーウェイによると、Mate 30 Proは、「Cine Camera」「SuperSensing Camera」という4000万画素のデュアルカメラを搭載する世界初のスマートフォンだという。また、4K 60fpsの解像度、4K HDR+のタイムラプス機能、手ぶれ補正、ボケ効果を備えるほか、 7680fpsの超スローモーション動画を撮影することができる(Appleの「スローフィー」には言及しなかった)。Mate 30シリーズでは、「Night Mode」も改善されている。
Mate 30とMate 30 Proには「Kirin 990」プロセッサーが搭載されており、このようなカメラの速度の実現に役立っている。
また、新型スマートフォンには「Google Play」アプリストアや「Gmail」「マップ」などのGoogleのサービスはインストールされていないようだ。ファーウェイは米政府との問題が続いている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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