華為技術(ファーウェイ)は9月に新しい主力スマートフォン「Mate 30」シリーズを発表する見込みだが、これに「Android」やGoogleのアプリは搭載されない可能性が高いと報じられている。Googleの広報担当者はReutersに対して米国時間8月28日、ファーウェイに対する米国禁輸措置の一時的な猶予はMate 30などの新製品には適用されないと述べたと報じられている。つまり、ライセンスを必要とするGoogleアプリは使用できないことになる。
ファーウェイは5月、中国政府と緊密な関係にあるという国家安全保障上の懸念を理由に、米国の取引禁止リストに追加された。ファーウェイは、その疑惑を繰り返し否定している。
ただし、国家安全保障上の脅威がない場合は、ライセンスを取得すれば米国企業はファーウェイに製品を販売できることを、Wilbur Ross米商務長官は7月に認めた。米国製品をファーウェイに販売するライセンスに対し、130を超える申請があったと報じられている。
Reutersによると、ファーウェイの新型スマートフォンは9月18日に発表される予定だという。
ファーウェイのシニアバイスプレジデントを務めるVincent Pang氏は先週、今のところはAndroidをこのまま使いたいため、独自OS「Harmony」を搭載するスマートフォンを年内に発売する計画はないと述べた。
Googleの広報担当者は、AndroidはオープンソースOSであるため、ファーウェイはAndroidを使用できると述べた。ファーウェイと商務省はコメントを避けた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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