GNオーディオジャパンは9月18日、180度視野のスマートパノラマ4Kプラグアンドプレイ会議用ビデオカメラ「Jabra PanaCast」(ジャブラ パナキャスト)を9月20日に発売すると発表した。価格は10万8000円(税別)。
ハドルルーム(小規模会議室)向けのウェブカメラで、3基の13メガピクセルカメラを搭載。内蔵している「Jabra PanaCast Vision Processor」に組み込まれたリアルタイム映像合成技術により、シームレスに統合。180度視野の映像として映し出すようになっている。
出席者が見切れないように視野を自動調整する「インテリジェントズーム機能」も搭載。人数が多い時には広い視野角の映像、人数が少ない時にはその人にズームするといったことを自動で行ってくれる。
Microsoft Teamsの認定を受けているほか、SkypeやZoomなど各種クラウドソリューションにも対応している。本体サイズは幅102mm×奥行67mm×高さ20mmと、小型の手のひらサイズであるのも特徴としている。
今後公開を予定しているAPIでは、部屋の予約やカレンダーの自動更新、未使用の機器を自動的にオフにし、電力消費を抑えるなどの付加価値サービスを構築するためのデータを提供するとしている。
発表に先駆けて行われたJabra PanaCastの体験会において、GNオーディオジャパン代表取締役社長の安藤靖氏が説明。今後ハドルルームにおける会議は、急速に使用頻度が上がっていくこと、そしてそこでのビデオ会議の需要も高まっていくという背景を踏まえて、そこにJabra PanaCastはフィットする製品であると語る。
特に180度カメラを活用することで、会議の全員参加が可能になることのメリットを語るとともに、従来型の72度カメラや、広画角カメラとされる120度カメラでも、映像で全員が入るためには少しスペースをとらなければならず、それがなくなることで無駄なフロアスペースの削減、しいては経費削減にもつながると説明する。
安藤氏は目標販売台数として、初年度で2000台、3年間で8000台を目指すとしている。
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