Microsoftが米国時間9月10日に公開した9月の月例パッチは多数の問題に対処しているが、そのなかには数週間前より「Windows 10 May 2019 Update」(バージョン1903)のユーザーから指摘されている、CPU使用率を急上昇させる「Cortana」のバグの修正も含まれている。
同社は先週、Cortanaのプロセスである「SearchUI.exe」によってCPU使用率が急上昇するという、一部のユーザーから寄せられていた問題について認めていた。
この問題は、8月30日に公開されたアップデート「KB4512941」に起因するものだ。KB4512941は「Windows 10 May 2019 Update」(バージョン1903)に存在している問題に対処するための累積アップデートだ。
Microsoftは、CPU使用率が上昇する問題のフィックスを9月半ばまでに提供するとしていたが、実際にはそれよりも早く、9月の月例パッチの一環として提供したことになる。
同社は10日に公開したセキュリティアップデート「KB4515384」で、「少数ユーザーの間で発生していた、SearchUI.exeによってCPU使用率が上昇する問題に対処した。この問題は、『Windows Desktop Search』を用いたウェブ検索を無効化したデバイスでのみ発生する」と説明している。
「Windows Insider Program」における少数のテスターらは、KB4512941のプレビューテスト段階でこの問題を発見し、「Feedback Hub」を通じて報告していたとされている。Microsoftは、報告数が少ない問題の検出能力を向上させる取り組みについて最近明らかにしていたが、見逃してしまったようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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