モノグサは9月12日、同社が提供する学習アプリ「Monoxer(モノグサ)」において、AIが自動で音声を作成し、リスニング力を強化する新機能を公開したと発表した。
Monoxerは、記憶定着に特化したAI型の学習アプリ。覚えたい(覚えてほしい)情報を取り込むだけで、覚えるために最適な問題が自動生成されることが特徴だ。また、利用者の学習状況から記憶の定着度を計測し、問題の出題頻度や難易度が自動で調整される。
同社では、2020年東京オリンピックによるインバウンド観光客の増加や、2021年に実施される「大学入学共通テスト」で英語のリスニング配点が倍になることなど、リスニング力強化の必要性が高まっていることを受け、“音”を記憶することでリスニング力を高める新機能をリリースした。
新機能では、ユーザーが英語の文章を登録すると、AIが自動で音声を作成し、音声を書き取る問題(ディクテーション)も作成される。音声データを保有する場合は、その音声データを登録して問題を作成することも可能。さらに、既存の単語帳形式でも、音声と絵をセット(例えば「apple」という音とリンゴの絵のセット)にして問題が作成できるという。これにより、低年齢層の英語学習などにも活用できるようになった。
なお、音声は話者の性別を選べるとともに、英語であればアメリカ、イギリス、インドなど国による訛りも選択できる。また、英語のみならず、日本語など20カ国語以上の言語に対応しているため、外国籍の従業員向けに日本語のあいさつや接客用語などの学習用としても活用できるという。
現在、複数の出版社と同機能を活用し、Monoxer上でそのまま学習ができるコンテンツの準備も進めているという。
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