ソフトバンク、他社ユーザーでもスマホが半額で買える「半額サポート+」--ただしSIMロックあり

 ソフトバンクは9月9日、ソフトバンクブランド向けの端末購入新プログラム「半額サポート+」を9月13日より提供すると発表した。これにあわせ、現在提供している「半額サポート」および、「機種変更先取りプログラム」については、9月12日に申し込み受け付けを終了する。

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ソフトバンクは都内で発表会を開催。「ストレスフリー2019」として、10月1日以降の通信端末分離プランに向けた各種施策を発表した

 これは、スマートフォンやタブレット、フィーチャーフォンなど対象機種を48回払いで購入し、25カ月目以降に新端末を購入した場合、最大24回分の旧機種の分割支払金が不要になるプログラム。利用料として、機種代金以外に月額390円(24カ月分必要)が発生するほか、回収・査定条件を満たした上で旧機種の返却、機種買い替え時の対象機種といった条件がある。もし、旧機種が査定条件を満たさなかった場合、2万円の支払いが必要(あんしん保証パック with AppleCare Services、あんしん保証パック、あんしん保証パックプラスに加入している場合は2000円)だ。

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他キャリアでも最大半額で購入できるという「半額サポート+」

 なお、今回の新サービスは、NTTドコモやKDDIなどソフトバンクのユーザー以外でも加入できる。これは、2019年5月17日に国会で成立した「電気通信事業法の一部を改正する法律」にもとづき、端末代と回線費用を分離することが各キャリアに求められており、回線と端末をセットで販売する場合は、値引き額として最大2万円までの上限が設けられている。今回の新サービスは、他キャリアでも購入できるようにすることで、あくまでもスマートフォンを単体で購入するための分割プログラムとなり、2万円の上限には抵触しないとしている。

 ただし、分割購入のため100日間のSIMロックが施される。このため、他キャリアのユーザーが申し込みした場合でも、100日間はLINEモバイルやワイモバイルを含むソフトバンク回線のみでの通信に限られる。実質的な囲い込みではないかとする記者の質問に対し、同社代表取締役副社長執行役員兼COOの榛葉淳氏は、「お客さまに(スマートフォンの買い方の)一つの選択肢として提供する」と説明。また、「総務省とも相談している。このプログラムを問題なく提供できると思っている」と述べた。なお、他社ユーザーは一括購入(こちらは即日でのSIMロック解除が可能)のほか、24回払いでの購入も今後可能になるとしている。

ワイモバイルでも完全分離プランを導入

 さらに、ソフトバンクとウィルコム沖縄は、電気通信事業法の改正に伴い、「ワイモバイル」ブランドで提供するスマートフォン向けの料金プランを10月1日から改定する。あわせて、2年契約の料金プラン「スマホプラン」の新規申し込み受け付けを終了。今後の新規申し込み受け付けは、契約期間・契約解除料がない「スマホベーシックプラン」となる。

 今回、「スマホベーシックプラン S/M」の基本料金を、それぞれ月額2180円(3GB)、月額3180円(9GB)に値下げ。新たに、13GB利用できる「スマホベーシックプラン R」を提供。これにより、ワイモバイルブランドのスマートフォン向け料金プランは、10月1日以降「スマホベーシックプラン S/M/R」で展開される。なお、3プランに新規契約・MNP。契約変更で申し込む場合、基本使用料が6カ月間毎月700円割り引かれる「新規割」も提供する。


 なお、基本使用料を1年間毎月1000円割り引く「ワンキュッパ割」の申し込み受け付けを終了するほか、スマートフォンの販売価格の見直しや36回分割支払いの導入を予定。例えば、「Android One S」の販売価格は、4万9200円から2万9455円になるという。


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