楽天モバイルは9月6日、携帯キャリア事業(MNO)を10月1日に開始するのにあわせて、同社初のオリジナルスマートフォン「Rakuten Mini」を披露した。なお、発売時期や価格については今のところ非公表となっている。
Rakuten Miniは、約3.6インチ(1280×720ピクセル)の液晶ディスプレイを搭載。約106.2×53.4×8.6mm、約79gという小型軽量を実現したスマートフォン。おサイフケータイに対応しており、同社では「世界最小最薄Felica対応スマートフォン」としてアピールする。
スペックは、Snapdragon 439(オクタコア、2GHz+1.45GHz)、RAM 3GB、ストレージ 32GB、約1600万画素のメインカメラ、約500万画素のインカメラ、約1250mAhのバッテリーを搭載。IPX2/IP5Xの防塵防滴性能を有する。SIMスロットは内蔵しておらず、eSIMのみの対応となる。OSは、Android 9だ。
サイズ感といい、UIといい、小型スマートフォン「Palm Phone」に似ている。Palm Phoneは、約96.6×50.6×7.4mm、約62.5gとRakuten Miniより若干小型軽量となっているが、その分バッテリー容量が800mAhと少ない。ユーザーの声を拾うと、バッテリー持ちに不満のある意見も聞こえてくる。
Rakuten Miniの展示スペースにいた説明員によると、液晶ディスプレイのサイズが小さく、約1250mAhのバッテリーを積んでいるため、「十分に一日使えるのでは」としている。スペック上の連続待受時間は約160時間、通話時間(LTE)は約5.4時間だ。なお、Rakuten Miniの企画は楽天で手がけており、設計・製造にあたっては中国ODMメーカーの協力を得たとしている。
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