ソーシャルネットワークのFacebookは米国時間9月3日、顔認識技術に基づく「タグ付けの提案」の設定を廃止することを明らかにした。この設定では、Facebookが顔認識を使い、写真に写っている自分を友達が判別できるよう自動的に提案するかどうかだけを選ぶことができた。
物議をかもしてきたタグ付けの提案は、2015年から係争中の訴訟で争点となっており、Facebookがイリノイ州の生体情報プライバシー法に違反したとされる。自分が写っている写真に他のユーザーが「タグ付け」すると、その写真から自分のFacebookプロフィールへのリンクが生成される。この機能はデフォルトで有効になっており、望まない場合は設定メニューから無効にする必要があった。
Facebookは今後、タグ付けの提案の代わりに、「顔認識機能」という設定項目を提供する。このより広範なツールでは、写真に写っている自分を判別するのにFacebookが顔認識を行うかどうかを選択でき、タグ付けされていない写真に自分が写っているか、他のユーザーのプロフィール写真に自分の顔が使われていないかなどもチェックできる。Facebookは2017年、この顔認識機能の設定を一部のユーザーに導入していた。
タグ付けの提案を使っていたユーザーや、Facebookの新規ユーザーは、顔認識機能の設定に関する通知がニュースフィードに表示され、そこから顔認識を有効にするかどうかを選べる。顔認識機能を有効にしていない場合、Facebookが写真に写っているユーザーのタグ付けを友達に自動的に提案することはないとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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