英BBCは、Amazonの「Alexa」や「Googleアシスタント」などのサービスに代わる独自のデジタル音声アシスタントを開発している。そのための最初のステップとして、同アシスタントが地方のアクセントを確実に聞き取れるように、英国中のBBCチームからの録音データを収集している。
BBCは現地時間8月27日、「Beeb」というウェイクワードを使用する音声アシスタントを2020年にリリースする計画を明らかにした。ユーザーがBBCの番組やオンラインサービスと相互にやり取りするために使われ、スマートスピーカーやスマートフォンなどの端末で動作するという。
「成人のおよそ5人に1人が自宅にスマートスピーカーを持っており、さらに数百万人がポケットに音声駆動端末を入れている。したがって、プログラムやサービスに音声でアクセスしたいという人々の需要は高まっている」と、BBCの広報担当者は27日の電子メールによる声明で述べた。
The Guardianによると、BBCには現在のところ、Beebを使用する独自のスタンドアロンのハードウェア端末をリリースする計画はないという。音声アシスタントはBBCのウェブサイトと同社の「iPlayer」アプリに組み込まれ、これを端末に組み込むメーカーを対象に提供されると報じられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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