キヤノンは8月28日、ハイアマチュア向けのデジタル一眼レフカメラ「EOS 90D」を9月中旬より発売すると発表した。「EOS 80D」(2016年3月発売)の後継機種となる機種だ。
ラインアップとキヤノンオンラインショップ価格は、ボディー単体が15万円(税別)。EF-S18-135 IS USMレンズキットが19万7500円(税別)。
EOS 90Dの開発コンセプトは、“APS-C一眼レフの完成形”だ。80Dよりもコンパクトなサイズ(約140.7mm×104.8mm×76.8mm、約701g)ながら、本格一眼レフカメラとしての性能と先進機能を進化させた。
EOS 5D mark IV/EOS Rと同レベルとなる有効画素約3250万画素のAPS-CサイズCMOSセンサと、映像エンジン「DIGIC 8」により、高画素化とファインダー撮影時は最高約10コマ/秒、ライブビュー撮影時、AF固定は最高約11コマ/秒の高速連写を実現した。最高ISO25600の常用ISO感度を達成している。
前機種 EOS 80Dと同様に、オールクロス45点AFを搭載。新AEセンサとDIGIC 8によって、ファインダー撮影時でも顔検出が可能になった。上位機種に搭載されていたEOS iTR AF(顔優先)を実現。すばやく動き、予測しにくい被写体の撮影をサポートする。
このほか、ライブビュー撮影時だけでなく、光学ファインダー撮影時でも活用できる流し撮りアシスト機能を初搭載。またスポット1点AF、瞳AFサーボAF(ライブビュー撮影時)、4動画は4K 30p/25p(クロップする/しないを選択可能)に対応した。
操作性は、上位機種に搭載されていた独立型のマルチコントローラーを搭載。ファインダーをのぞきながらでも本格的な操作ができるようになった。なお、従来のマルチコントローラー2も継続している。レリーズは、押し感にこだわり、上位機種に搭載されていたシャッターボタン機構を搭載。半押しと全押しで圧力が変化し、中間のポジションでも待機できる。連続撮影時も疲れにくい高品位な操作感となっている。
なお、同日408gのミラーレスカメラ「EOS M6 Mark II」とレンズ「RF 15-35mm F2.8 L IS USM」「RF24-70mm F2.8 L IS USM」も発表している。
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