Facebookには、深度情報の付加された写真を擬似的に立体表示できる機能「3D Photo(3D写真)」が存在する。ただし、深度情報付き写真を撮影するにはデュアルレンズカメラなど多眼カメラを搭載するスマートフォンや、3D写真用のカメラ「QooCam」などが必要なため、この機能を使えるユーザーは一部に限られていた。
ところが、Facebookは3D写真の対応スマートフォンを拡大し、各種Androidスマートフォンでも投稿可能にした。筆者の「Google Pixel 3」も対応機種となったので、早速試してみた。
Pixel 3でFacebook用の3D写真を撮影するには、カメラアプリのポートレートモードを使う。Pixel 3のカメラはシングルレンズだが、Pixel 3内部で画像が解析され、擬似的な深度情報が生成されるのだ。あとは、この写真をFacebookに投稿すればよい。
Facebookで表示されたこの3D写真は、花の奥が二重になり、左のコップの縁が不自然になるなど粗は見えるが、悪くない仕上がりだ。
花の奥が二重になり、左のコップの縁が不自然になるが、悪くない
深度情報をソフトウェア処理で生成するシステムが苦手とする「コップに刺さったストロー」は、どうなるだろう。Pixel 3のポートレートモードで撮影したところ、花と重なった領域以外は自然に処理されている。
これをFacebookの3D写真にしてみた。やはり、花とストローの重なりは処理に失敗している。しかし、全体として上手に3D化できていた。
花と重なったストローの処理は失敗しているが、全体として良いでき
なお、現時点でFacebookの3D写真が利用可能なスマートフォンは、以下のとおり。
●サムスン電子
●Apple
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