アマゾンの熱帯雨林で火災が発生してから4週目に入った中、Appleの最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は同社による寄付を約束した。金額は明らかにしていない。
「世界で最も重要な生態系の1つであるアマゾンの熱帯雨林が火災で破壊されるのを見るのは痛ましい。Appleは寄付を行い、その生物学的多様性の保存と中南米において不可欠なアマゾンの森林の回復を支援する」と、Cook氏は米国時間8月26日にツイートした。
It’s devastating to see the fires and destruction ravaging the Amazon rainforest, one of the world’s most important ecosystems. Apple will be donating to help preserve its biodiversity and restore the Amazon’s indispensable forest across Latin America.
— Tim Cook (@tim_cook) 2019年8月26日
Appleにコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。
アマゾンへの援助を申し出たIT企業のCEOは、Cook氏が初めてだと思われる。同氏は4月、ノートルダム大聖堂で火災が起きた際もAppleを代表して寄付を行った。この火災は4月15日に起き、Cook氏はその翌日にAppleが再建活動に寄付するとツイートした。
We are heartbroken for the French people and those around the world for whom Notre Dame is a symbol of hope. Relieved that everyone is safe. Apple will be donating to the rebuilding efforts to help restore Notre Dame’s precious heritage for future generations.
— Tim Cook (@tim_cook) 2019年4月16日
世界の首脳陣は先週末、G7サミットでアマゾンの火災について話し合い、2000万ドル(約21億円)の緊急支援を拠出することで合意した。俳優Leonardo DiCaprioさんの環境保護団体Earth Allianceも500万ドル(約5億3000万円)の資金援助を発表した。
熱帯雨林の火災に対するメディア報道や全体的な注目がノートルダム大聖堂の火災に比べて少ないことに対して、複数のTwitterユーザーが怒りをあらわにしている。寄付が不足していることに対して億万長者を非難するソーシャルメディアユーザーもいた。
ノートルダム大聖堂の火災では、48時間以内にフランスの富豪やIBM、Apple、Disney、ノートルダム大学などから寄付が集まっていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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