Googleは米国時間8月20日、「Gmail」で人工知能(AI)を活用した新機能を順次展開していくと発表した。これらの新機能によって、時間に追われながら書く電子メールの質が向上するはずだ。
AIによるこの新たなスペルチェック機能は、法人向け「G Suite」ユーザーに対して近日中に提供される予定だ。この機能は、電子メールの作成時にスペルや文法をチェックするだけでなく、修正候補も表示する。
また、電子メール作成時の一般的なスペルミスを入力中に自動修正する機能も用意されている。
送信ボタンを押す前に修正しておくべき、よくある文法ミスについては、該当の単語に青い波型の下線が付加される。また、スペルミスについては赤い波型の下線が付加される。さらに、自動修正された単語については破線が付加される。
Googleはこの機能が、時間に追われている人や、英語が第2言語としているネイティブスピーカーではない人の役に立つだろうと説明している。自動修正の機能は現在、英語でのみ利用できる。
スペルおよび文法に関する入力支援機能はデフォルトで有効化されているものの、無効化するオプションも用意されている。
同社はこの機能について、「即時リリース方式」を選択しているG Suiteユーザーに対して8月20日から(最大15日間かけて)展開していくとしている。また、「計画的リリース方式」を選択しているユーザーに対しては、9月12日から(数日かけて)展開していくという。
Gmailのこの機能は、2019年に入ってからG Suiteの「Google Docs」に導入された、AI支援型のスペルチェック機能を活用したものとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス