石油大手企業のRoyal Dutch Shellは、シンガポールのShellガソリンスタンドに電気自動車(EV)向け充電設備を設置すると発表した。同社として、東南アジア初の試みという。
ShellのEV充電サービス「Shell Recharge」は、ガソリンスタンドに充電設備を併設して提供される。この種のガソリンスタンドでは簡単な飲食もできるので、充電中にスナックを食べたりコーヒーを飲んだりしながら待てる。
出力は直流(DC)50kWで、一般的に約30分でバッテリ容量80%まで充電できるとしている。料金は、1kWh当たり0.55シンガポールドル(約42円)。
まず、8月にセンカンのShellスタンドでShell Rechargeサービスを提供開始。2019年10月には、シンガポールで展開しているガソリンスタンドの2割弱に相当する、10カ所でEV充電を利用可能にする計画。
なお、シンガポールでは、EVの購入や利用をしない理由として充電スタンド不足を挙げる人が52%存在するという。そのため、Shellは戦略的に充電スタンドを整備し、急速充電できる環境を整えるそうだ。
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