Amazonが、顔認識技術「Rekognition」の顔解析機能をアップデートし、精度や機能を改善した。年齢の推定などを改善したほか、検出可能な感情に「恐れ」を追加している。
Amazonによると、「感情検出(全部で7つ:『幸せ』『悲しみ』『怒り』『驚き」『うんざり』『おだやか』『困惑』)の精度が向上し、新たに『恐れ』の感情が追加された」。また、「年齢範囲の精度も向上したことにより、ほとんどの年齢グループで年齢範囲の推定をより絞れるようになる」という。
Amazonによると、Rekognitionソフトウェアは膨大な数の顔のデータベースを利用して、1枚の写真で数百人もの人物を追跡、解析することができるという。一部の批評家らはこの技術への懸念を示している。アメリカ自由人権協会(ACLU)は法執行機関に乱用される恐れがあり、「有色人種や移民などのコミュニティーに深刻な脅威」を与えるとしている。ACLUは米国時間8月13日、Amazonの顔認識ソフトウェア「Amazon Rekognition」のテストで、カリフォルニア州議会議員のうち26名が誤って犯罪者と判定されたと述べた。Amazonは、同社の顔認識ソフトウェアについてACLUは誤った説明をしていると反論した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス