Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏は米国時間8月4日、米国における銃による暴力に対して何も手を打たない「愚かしさ」について、「打ちひしがれている」と述べた。米国では、24時間の内に2つの都市で2件の銃乱射事件が起こり、29人が死亡した。
「私は自分の国で起きていることについて打ちひしがれている。愚かさの定義は、同じことをしていながら、異なる結果を期待することだ。さまざまな考えを持つ善良な人々は、今こそ誰かを非難することをやめ、自国のために団結してこの暴力に対処するべきだ」と、Cook氏はツイートした。
I'm heartbroken about what's happening in my country. The definition of insanity is doing the same thing and expecting different results. It's time for good people with different views to stop finger pointing and come together to address this violence for the good of our country.
— Tim Cook (@tim_cook) 2019年8月4日
3日にテキサス州エルパソにあるWalmartの店舗で起きた銃撃事件により20人が死亡、26人が負傷した。同日遅くにオハイオ州デイトンで起きた銃撃事件では、9人が死亡、27人が負傷した。
Cook氏が米国に悪影響をもたらすと考えている政府の行動に批判の声を上げるのは今回が初めてではない。2017年、同氏はイスラム教徒が多い国からの移民の入国を一時的に禁止する大統領令に署名したDonald Trump大統領に対する懸念を示し、この大統領令は「われわれが支持する政策ではない」と従業員宛ての電子メールで述べた。
その1年前の2016年、Cook氏を含めた90人以上の企業幹部は、出生証明書の性別に合ったトイレの使用を義務づけるノースカロライナ州の法律を非難した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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