アスクルの岩田社長が退任--親会社ヤフーが見解を発表

 オフィス用品を販売するアスクルは8月2日、定時株主総会を開き、創業者の岩田彰一郎社長と社外取締役3名の計4名が退任することを発表した。株主である親会社のヤフーとプラスから4名の再任を否決されたことを受けたもの。また、新たな代表取締役社長 最高経営責任者(CEO)には、取締役BtoCカンパニー最高執行責任者(COO)だった吉岡晃氏が就任する。

 ヤフーは同日の16時より、アナリスト向け決算説明会(2019年度第1四半期)を開催。同社の常務執行役員CFOである坂上亮介氏は、「アスクル社の件では、株主の皆さまならびに、関係者の皆さまにも大変ご心配をおかけしている」と謝罪。その上で、アスクルの新体制について以下のようにコメントした。

 「新しい取締役による新アスクルの『業績の早期回復』と『企業価値向上』に最大限協力していきたい。また、ヤフーとしては速やかに、アスクルが臨時株主総会などを通じて、一般株主の利益を確保するために十分な人数の新たな独立社外取締役が選任されるよう、最大限協力していく」。

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