米、さらなる対中関税を発動へ--スマートフォンなどの価格に影響する恐れも

Rae Hodge (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2019年08月02日 12時03分

 Donald Trump米大統領は米国時間8月1日、さらに3000億ドル(約32兆円)相当の中国製品に9月1日から10%の追加関税を課す計画を発表した。Trump大統領はツイートの中で、すでに25%の関税をかけている2500億ドル(約27兆円)相当の中国製品はこの中に含まれないと述べている。

 多くのテクノロジー企業が中国で生産された部品を利用していることから、関税の引き上げは、家庭用ゲーム機や「iPhone」、ノートPCの値上げにつながる可能性がある。

 Trump大統領は、「われわれは3カ月前に中国と合意に達したと考えていたが、残念なことに、中国は署名を前にこの取り引きについて再交渉することを決めた。もっと最近になって中国は、米国から大量の農産品を購入することに合意したが、それを実行しなかった」とツイートした。

 これに先立ち、米代表団は今週、米中が6月のG20大阪サミットで貿易戦争の一時休戦に合意して以降初めて、中国の貿易当局者らと協議した。中国はG20大阪サミットの場で、米国産農産物の輸入拡大を約束していた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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