配車サービス企業Lyftは上場から4カ月が経過した今、最高執行責任者(COO)を失った。COOのJon McNeill氏が7月29日付けで退職したことが、米証券取引委員会(SEC)への提出文書で明らかになった。Lyftはコメントを控えた。
Lyftは3月下旬の上場後、苦戦を続けている。初日は好調な滑り出しを見せたが、その後は株価が下落している。2組の株主が、事業の強みを偽ったとして同社を提訴した。同社の時価総額も3月の時点では222億ドル(約2兆4000億円)だったが、現在は186億ドル(約2兆円)となっている。
上場後に苦戦している配車サービス企業はLyftだけではない。ライバルのUberの株価も横ばいで推移しており、上級幹部の退任が続いている。この2カ月間でUberの取締役3人が退任しており、COOのBarney Harford氏の退職も明らかになっている。LyftとUberの両社とも、最高マーケティング責任者(CMO)が退職している。また、Uberはマーケティング部門の人員を400人削減するとThe New York Times(NYT)が29日に報じている。
McNeill氏は2018年2月にLyftのCOOに就任する前は、Teslaでグローバルセールス&サービス担当プレジデントを務めていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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