欧州連合(EU)の欧州委員会がAmazonに対する調査を開始した。Eコマース大手のAmazonが、独立系の小売業者から得たデータの使用に関して、EUの競争規則に違反したかどうかを調べるのが目的だ。EUの競争政策を担当するMargrethe Vestager委員は、欧州の消費者がオンラインショッピングをするのは、品揃えの豊富さや安さを求めてのことだと指摘した。
Vestager委員は、現地時間7月17日付のプレスリリースで、「われわれは大手のオンラインプラットフォームが反競争的行為を通じて、(消費者が)こうした恩恵を受けられなくなる事態を避ける必要がある。そこで私は、Amazonの商慣行、および同社がマーケットプレイスと小売業者という2つの役割を兼ねている点について詳細に調査し、同社のEUの競争規則に関する順守状況を評価することにした」と述べている。
これに対しAmazon側は17日付のメールで、欧州委員会に全面的に協力し、すべての規模の企業を支えるべく引き続き取り組んでいくと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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