米通信大手AT&Tは今後、詐欺電話ブロックサービス「AT&T Call Protect」を新規モバイル契約者にデフォルトで提供する。
既存の契約者も心配する必要はない。同社は今後数カ月のうちに既存の契約者にもこの機能をデフォルトで提供すると述べている。
AT&Tは米国時間7月9日、米連邦通信委員会(FCC)が6月に可決した提案により、この変更が可能になったと述べた。この提案により、米国の通信事業社は迷惑なロボコールを「積極的にブロック」することや、顧客に対するそうしたロボコールをオプトインサービスとしてではなくデフォルトでブロックすることが可能になる。
この取り組みは、連邦政府や通信事業者の顧客から寄せられるスパムコールへの不満が増大している最中に発表された。FCCは、こういった苛立ちにより、消費者から寄せられる苦情のうちロボコールへの不満が最も多くなり、毎年数十万件に達すると述べている。発信者IDサービスなどを手掛けるHiyaの報告書によると、2018年の米国のロボコール件数は2017年と比べて46%増加し、263億回となった。
AT&T Call Protectの使用を考えているあらゆる既存の契約者は、このサービスのアプリをダウンロードするか、自身のMyAT&Tのアカウントを通じてサービスを開始することができる。同社は既存の契約者向けにスパムの疑いがある電話の通知サービスをすでに展開しており、今後数カ月のうちにロボコール対策ツールをさらに追加するつもりだと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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