「Impossible Burger」などの肉を一切使っていない肉が話題を集めている昨今、米ファストフード大手のArby'sはそれとは異なる、より流動的な道を進んでいる。同社は肉製のニンジン「マロット」(meatとcarrotをかけあわせた造語)を発表した。
Arby'sによると、まだ発売予定のないマロットは、1日のビタミンA摂取推奨値の70%以上を満たしているという。
「植物由来の肉は、米国人が本当に求めているものに似た外見の野菜を具現化するという最新の試みで、素晴らしい、味の良い肉が実現している」とArby'sの最高マーケティング責任者(CMO)のJim Taylor氏は述べた。
「一般的に、人々は毎日野菜を食べるべきだと理解している。だが米国人の90%は推奨される量の野菜を摂取していない。そこで当社は考えた、他社が野菜から肉を作れるのなら、肉から野菜だって作れないことはないと」(Taylor氏)
Arby'sの「メジタブル(ミートベジタブル)」はほぼ肉でできている。マロットは、ニンジンの形に切った七面鳥の胸肉を1時間真空調理し、乾燥させたニンジンジュースとメープルシロップの粉をまぶしてからさらに1時間オーブンで焼いたもの。上部の緑色の部分は飾りのパセリで、このメジタブルで唯一「野菜」の部分だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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