仕事が忙しすぎて時間がなく、仕事が終わってからやろうと思っても疲れて寝てしまう。そんな状況でも英語を勉強するために取った著者の方法は、同じように毎日忙しく過ぎてしまい、英語を勉強したくてもなかなかできないという人にとって、最適な学習法なのではないか。実践的で仕事に的を絞った効率的な学習方法で、時間がなくて続かない英語学習から脱却できる人が何人もいるはずだ。
「1冊のノートに集約する」と言っても、テキストなどをノートにまとめるわけではない。会議や打ち合わせなどで使っていても違和感なく、それでいて仕事中いつ開いていてもおかしくないのがノートなのだ。会議の内容を英語でメモする、追記する、記録する、復習するといったことをノート1冊でやってしまうことの利便性は、これまでにノート以外にテキストやら問題集やらを一緒に持ち歩こうとして挫折した人なら実感するだろう。
ページのデザインとして、モノクロとはいえハイライトや下線が多すぎて若干読みにくくなってしまっているページがあるが、著者の「この方法を伝えたい」という情熱がひしひしと伝わってくることには変わりない。すぐに真似できるシンプルな方法と、なるべくお金をかけずに最大の効果を狙っていく手段の取り入れ方から学べるのは、英語の勉強の仕方だけではない。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」