Googleの親会社Alphabetはインターネット気球を使って、ペルーの地震被災者にデータを提供している。
Alphabet傘下のLoonは、太陽光発電を利用して飛行する気球を使って上空からWi-Fi信号を伝送する。同社は米国時間5月30日、それらの気球を使って、先週発生したマグニチュード8.0の地震の影響を受けたペルーの複数の地域にLTEを提供していることを明らかにした。
Loonはペルーですでに稼働していたので、今回の状況に迅速に対応することができた。ペルー国内のさまざまな地域、特に遠隔地にモバイルインターネットアクセスを提供するため、この数カ月、電気通信事業者のTelefonicaと商業契約交渉を進めてきたという。
1カ月前から、Loonはインフラストラクチャーの設置と気球のテストを開始した。地震が発生したとき、ペルー政府とTelefonicaはLoonに対し、被災地に気球を送るよう要請した。最初の気球は28日に到着し、現在もさらに多くの気球が送られている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」