LyftとAptivはここ数年の家電見本市「CES」で、自動運転で走行するBMWへの乗車体験の提供を大々的に宣伝してきた。われわれもそれを何度か体験してみたが、自動運転のBMWは極めて高性能であるように思えた。Lyftはラスベガスでそれらの自動車を常に走らせており、米国時間6月2日には乗車回数が5万回を超えたと発表した。
Lyft/Aptivのプログラムに関して興味深いのは、ラスベガスのような観光地を拠点にしているため、多くの人にとって、BMWへの乗車が初めての自動運転車乗車体験であることだ。Lyftによると、乗客の95%は自動運転車に乗るのが初めてだったという。自動運転のBMWは、Lyftの乗車評価で5点満点中4.97点を獲得している。
率直に言って、芳香剤のような匂いがせず、インフォテインメントシステムが政治的な会話を始めないのであれば、筆者は自動運転のBMWに5点満点を付けるだろう。ただし、筆者はおそらく感動しやすい性格なのだろう。
Lyftは、Aptivプログラムをラスベガス以外にも拡大する計画には言及していない。同社は現在、アリゾナ州フェニックスでWaymoと提携して、自動運転シャトルバスサービス「Waymo One」をLyftユーザーが利用できるようにしている。独自の自動運転車開発をさらに推し進めるのに必要なコストを考えると、これはおそらく賢明な動きだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」