ポケモンは5月29日、都内にて「ポケモン事業戦略発表会」を開催。新サービスやプロジェクトについて発表した。
主な発表は、「名探偵ピカチュウ」のゲームをNintendo Switch向けに開発中であること、渋谷へ新たなポケモンセンターを出店、「ポケモンクエスト」の中国向け配信、クラウドサービス「Pokemon HOME」、“睡眠のエンタメ化”をコンセプトとしたスマートフォン向けアプリ「Pokemon Sleep」の開発、同じく睡眠のエンタメ化をサポートする任天堂開発の新デバイス「Pokemon GO Plus +」、DeNAとの協業タイトル「ポケモンマスターズ」となっている。
注目を集めていたのは、睡眠をエンタメ化する取り組み。Pokemon Sleepは単体でプレイするゲームアプリで、「朝起きることが楽しみになる」をコンセプトとしたもの。ポケモン代表取締役社長の石原恒和氏は、具体的な内容は「ちょっとナイショ」としながらも、「何時間ぐらい寝て、どの時間帯でどのように寝たかなど、計測されたデータを持って、次の日の朝にスマートフォンを見たら、ちょっと嬉しいことが起きている」と、ヒントとなる説明を行った。
また、睡眠のエンタメ化に向けた挑戦には、任天堂と「Pokemon GO」のNianticとともに取り組むことを表明し、Pokemon GO Plus +の開発も発表。Pokemon GO Plusの機能に、眠っている時間を計測する機能を持ったものという。開発を担当する任天堂 ハードウェア開発部の丸山和宏氏は、内蔵された加速度センサーによって、眠っている時間を計測し、その結果をBluetooth通信でスマホに転送すると説明。「昼に歩いている時間だけではなく、夜眠っている時間も楽しく豊かな時間に変えるお手伝いをしたい」と語った。
またNiantic CEOのジョン・ハンケ氏も登壇。今回の取り組みについて「健康的なライフスタイルに欠かせないのは、歩くことに加えて、よく休むことだと考えている。どのような形で良質な休息とPokemon GOを結びつけるか、健康的なライフスタイルの増進を念頭において開発を進めている」と語った。
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