iFixitは、Googleの新型スマートフォン「Pixel 3a」を入手し、分解レポートを公開。全体として修理は容易で、修理のしやすさを0から10の数値(10がもっとも修理しやすい)で表す「Repairability Score」(修理容易性スコア)を、最近のフラグシップAndroidスマートフォンとしては高い6とした。先代「Pixel 3」「Pixel 3 XL」のスコアは4だった。
Pixel 3aは、部品のほとんどがモジュール化されていて画面アセンブリを外せば簡単に交換できるうえ、バッテリも引っ張るとはがれるテープ型の接着剤で固定されており取り外しやすい。緩める必要のあるねじは、すべて一般的なトルクスねじで対応できた。画面を貼り付けている接着剤は強力でなく開けやすいのだが、有機ELパネルは薄く壊れやすい。さらに、部品を接続しているリボンケーブルが長く弱いため、作業中に損傷させるおそれがある。
画面アセンブリを外す際、温めて接着剤を柔らかくすると作業は楽になるが、温めずに開けることができた。これは、修理のしやすさという観点でメリットだが、防水性の低下というトレードオフがあるそうだ。画面は有機ELで、サムスン電子製。
また、Pixel 3aと同時に発表された大型モデル「Pixel 3a XL」も分解し、同じ評価を下してRepairability Scoreを6とした。
Pixel 3a XL分解のビデオ(出典:iFixit/YouTube)
なお、iFixitはPixel 3aおよびPixel 3a XL向けにも恒例となっている壁紙画像(可視光版、X線版)を用意した。
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