米国時間5月10日の上場初日に低調な滑り出しを見せていたUberの株価は、取引2日目もそのまま続落した。
CNBCによると、配車サービスを展開するUberの最高経営責任者(CEO)を務めるDara Khosrowshahi氏は13日午前、この先の問題を見据え、士気を高めることを目的としたメッセージを従業員に送ったという。
「どのような移行期間にも、浮き沈みはつきものだ」とKhosrowshahi氏は記しているという。「当社の株価が、われわれがIPO後に期待していたほどうまくは推移していないことは確かだ。13日も株式市場は厳しい1日となっており、当社株価に関しては同様の傾向が続くと私は考えている」(Khosrowshahi氏)
Uberが新規株式公開(IPO)を実施した10日午前の初値は、公募価格の45ドルよりも3ドル低い、1株あたり42ドルだった。この上場初日を通して、株価はほとんど上昇しなかった。終値は41ドルで、8%近く下落した。
週明けの13日になると、状況はさらに悪化した。取引は1ドルあたり38ドルで開始し、一時は公募価格を約20%下回る36ドルまで落ち込んだ。
Khosrowshahi氏は従業員宛てのメモで、Facebookが上場時には低調だったが、その後公開企業として復活したことを指摘した。
「FacebookやAmazonがIPO後の取引で大いに苦戦していたこと、そしてその後にどれだけの業績を上げたかを思い出してほしい。われわれの進む道も同じだろう。市場のセンチメントは一夜にして変わらないし、今後数カ月は公開市場で苦しい時を過ごすことになるだろう。だが当社には、利益率と利益改善への道を示すのに十分なだけの資本がある」とKhosrowshahi氏は記している。
同氏はメッセージの中で、同社のIPOについては14日に開かれるUberの全社ミーティングでさらに話し合う予定だと述べた。株式市場の反応にもかかわらず、同CEOは依然として前向きな姿勢を示している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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