パナソニック ホームズが宿泊事業へ本格参入--独自のサブリーススキームも用意

 パナソニック ホームズは4月25日、宿泊事業へ本格参入すると発表した。9階建てまで建築可能な工業化住宅「Vieuno(ビューノ)」と宿泊事業の運営サポート体制を組み合わせて提案する「Vieuno Stay(ビューノステイ)」を提供する。

「Vieuno Stay」の宿泊施設(イメージ)
「Vieuno Stay」の宿泊施設(イメージ)

 Vieuno Stay第1号は、4月25日に建築着工を開始。約8カ月後の12月に竣工する予定だ。場所は東京都大田区西蒲田。5階建ての重量鉄骨造で、部屋数は28。最上階にパナソニック美容家電を常設する「Be-Lounge」を設置する。

「Be-Lounge」パース(イメージ)
「Be-Lounge」パース(イメージ)

 パナソニック ホームズでは、2018年6月に東京・大阪の都市部土地オーナーを中心に宿泊事業のテストマーケティングを開始。当初目標とした2018年度受注棟数10棟を約9カ月間で達成し、宿泊事業の需要性を確認したという。

 独自のサブリーススキーム「インバウンド・リンク」を用意。グループ子会社のパナソニック ホームズ不動産が土地オーナーとの間で最大30年間のマスターリースを締結し、土地・建物を一括借上げし、貸主となって地域特性に応じた提携の運営事業者へ10年間転貸する。10年後、インバウンド需要の状況をみながら、必要に応じて一般賃貸住宅への用途変更にも対応可能だ。

 パナソニック ホームズでは、宿泊事業Vieuno Stayで、2019年度受注目標棟数13棟(受注金額54億円)を目指す。

パナソニック ホームズ「インバウンド・リンクシステム」
パナソニック ホームズ「インバウンド・リンクシステム」

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