パナソニック ホームズは4月11日、「防災持続力を備える家」を、低層戸建住宅、多層階住宅、集合住宅に新しく展開すると発表した。「家の備え×ご家族へのサポート×IoT」をコンセプトに防災力が持続できる家づくりを目指す。
家の備えでは、災害時も家族を守り、自宅で生活を続けるための住宅性能・設備を提案。超高層ビルの制震技術「座屈拘束技術」を工業化住宅で唯一戸建住宅の構造に採用していることをはじめ、停電時は約3日分の電気を確保できるパナソニックの太陽光+蓄電システム、常に新鮮な水を貯え、断水時は約3日間の飲料水を確保できる貯水タンクも用意する。
ご家族へのサポートでは、パナソニックのくらしの統合プラットフォーム「HomeX」が、家族の備えを技術とサービスでサポートし防災を持続。気象警報と連動して台風等の予報を通知するほか、自動的に蓄電して停電に備え、自動でシャッターを閉めて暴風に対応する。
これにあわせ、全国の展示場で「災害時も、ずっと暮らせる安心を」をテーマに、4月13日からキャンペーンも展開。来場者に、キャンペーンブック「災害時もずっと暮らせる安心を」をプレゼントするとのことだ。
パナソニック ホームズでは、新しい「令和」の時代を迎えるにあたり、防災に対する意識調査を実施。防災意識については、昨今の災害報道を通じて、72%の人々が「高まった」と回答、食料や飲料水、乾電池や蓄電池、非常用の持ち出し袋など、何かしらの備えを実際に行っている人は80%にのぼった。しかし、「備えを継続できる」と回答した人は3割に満たない29%しかおらず、「何をどれだけ備えればいいかわからない」「時間が経つと忘れてしまう」「管理しきれない」などを理由に、水や非常食の賞味期限切れや電池の入替を忘れてしまうような状況になっているのではないかと推察。備えを「持続」できる人は非常に少ないという課題が見えてきたという。
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