Amazonの「Alexa」が録音した多くの音声をチェックするチームの担当者は、ユーザーの位置情報にアクセスすることができる。Bloombergが米国時間4月24日、報じた。
Alexaが将来的にさらに便利で優れた応答を返せるようになるよう、Alexaを支えるソフトウェアのトレーニングを支援する目的で、会話記録をチェックするチームが世界各地に配備されている。Bloombergが確認したツールのデモによると、ツールには位置データが地図上の座標として表示され、従業員がそれを一般的な地図ソフトウェアに入力すると、具体的な住所や位置に変換できるという。
Alexaで録音された音声を聴くチェック担当者がAmazonにいることは4月中頃に、明らかになった。このとき、Amazonの広報担当者は、録音音声に関連付けられたユーザーやアカウントに関する身元情報に従業員は直接アクセスできないと述べていた。
今回の件についてAmazonの広報担当者は24日、地域固有のリクエストに対する応答を改善するために、一部の従業員はユーザーの位置情報にアクセスできると述べた。ツールにアクセスできる従業員の権限は厳しく管理されており、少数の従業員が記録のほんの一部を確認していると述べた。
「当社のポリシーでは、他のいかなる理由についても顧客データへのアクセスと使用を厳しく禁止している、当社システムの悪用についてはゼロトレランスのポリシーを設けている」と同広報担当者は述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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