東京・京橋にサスティナビリティ特化型のベンチャーコミュニティ「City Lab Ventures(シティラボ ベンチャーズ)」が誕生した。東京建物が6社のベンチャー企業と組み、サスティナブルなビジネスの成長を目指す。4月19日、発足イベントを開催。シティラボ ベンチャーズの役割や今後の展開について話した。
シティラボ ベンチャーズは、東京建物が企画運営するオープンイノベーションプラットフォーム「City Lab TOKYO(シティラボ東京)」に設けられたベンチャーコミュニティ。シティラボ東京は、東京スクエアガーデンの6階にある京橋環境ステーション内に、約300平方メートルの面積を持ち、コワーキングスペースやカンファレンススペースとして活用されているほか、SDGsやESG投資、テクノロジーをテーマにした各種イベントなども実施している。
シティラボ ベンチャーズの発起人企業として名を連ねるのは、サスティナビリティ事業会社として注目される、TBM、ウィファブリック、ユーグレナ、ボーダレス・ジャパン、DG TAKANO、自然電力の6社。運営会社である東京建物がTBMに声を掛け、TBMがつながりのある各社に働きかけることで、スタートした。
東京建物は、オフィスビル、マンション、商業施設の開発からリゾート事業や保育事業まで幅広く手がける大手不動産会社。街づくりを担う一方で、都市環境対策の必要性も強く意識しているという。
東京建物 取締役専務執行員の福居賢悟氏は「環境対策は、国や行政が主導していた従来のものではなく、民間ベースのビジネスと捉える必要がある。環境ビジネスはお金にならないと言われてきたが、社会の変化ともに、環境もビジネステーマになる時代がきている」と現状について説明。サスティナブルな社会の創造とビジネスの成長を目指すコミュニティとして、シティラボ ベンチャーズを立ち上げたとした。
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