米連邦通信委員会(FCC)のAjit Pai委員長は米国時間4月17日、米国内でのサービス提供に関する中国移動(チャイナモバイル)の申請に、国家安全保障上の懸念から反対することを明らかにした。
「通信ネットワークの保護は国家安全保障にとって極めて重要だ」と、Pai委員長は声明で述べた。さらに「ほかの連邦機関から提供された情報など、今回の申請手続きに関する事実関係を精査した結果、わが国で電気通信サービスを提供するというチャイナモバイルの申請が、国家安全保障と法執行に関する重大かつ深刻なリスクを生じさせることは明らかだ」と、問題点を指摘した。
チャイナモバイルUSAは2011年に、米国における国際電話サービス事業の運営をFCCに申請した。
FCCは、チャイナモバイルUSAの申請に関して5月9日の次回委員会会合で投票を実施するが、ここでは申請を却下する命令が賛成多数で可決されるものとみられる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス