成人向けコンテンツを掲載しているウェブサイトは英国からの訪問者が18歳以上であることの確認を義務づけられ、これに違反すると、英国内でブロックされることになる。英国政府が現地時間4月17日に発表した。
英国のユーザーに対する年齢確認を義務づけるこの新しい規則は、2019年7月15日に発効する。これにより、英国はこうした年齢確認が義務づけられる世界初の国となる。
ウェブサイトが英国からの訪問者に適切な年齢確認を実施しなかった場合、「英国のユーザーに対する決済サービスが停止されるか、ブロックされる」と英国政府は17日のプレスリリースで述べた。
ただし、成人向けコンテンツを掲載するすべてのウェブサイトが英国政府の新しい規則の影響を受けるわけではない。芸術的な目的でポルノコンテンツを掲載しており、コンテンツを収益化していない(サイト上で芸術作品の販売や広告の表示をしていない)サイトは、対象外となる。ポルノコンテンツがサイトのコンテンツ全体の3分の1に満たない、画像および動画ホスティングポータルも同様だ。
英国の映像審査機関であるBritish Board of Film Classification(BBFC)が、規則に従わないウェブサイトに通知してブロックすることで、新しい年齢確認を実施させる責任を負う。
BBFCは、ポルノサイトが英国からの訪問者に対して年齢確認を表示しているかどうか、そして、年齢確認の仕組みが実装の質、ユーザーのプライバシー、英国の法律の順守という点で、一定の基準を満たしているかどうかを確認する。
ウェブサイトの所有者と英国のユーザー向けの追加情報が、ウェブサイト(ageverificationregulator.com)で公開されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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