フォントメーカーのMonotype Imagingは、新たな書体ファミリー「Helvetica Now」を発表した。世界で広く使われている定番フォントファミリー「Helvetica」をデザインし直したもの。各フォントの字形、太さ(ウェイト)やサイズなどの違いによる見た目は、ウェブサイトで確認できる。
Monotypeによると、これまでに作られたフォントは過去30年のあいだに開発された用途を想定してデザインされておらず、適さない重要な分野が存在するという。そこで、Helveticaおよび「Neue Helvetica」をベースに可読性を高めるなどして、現代的な使い方に合うようデザインを見直したそうだ。
用途やサイズに合わせて最適な字形や字間が選べるように、「Micro」「Display」「Text」の3タイプを設定。ウェイトは「Hairline」「Thin」「Extra Light」「Light」「Regular」「Medium」「Bold」「Extra Bold」「Black」「Extra Black」の全10種類を用意し、そのうちDisplayが10種類、Textが8種類、Microが6種類。それぞれに斜体(イタリック体)を設けることで、全48種類構成とした。
価格は、ウェイト1つあたり35ドル(約3,920円)、またはセットで299ドル(約3万3000円)。
Helvetica Nowの紹介ビデオ(出典:Monotype/Vimeo)
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