Amazonの最高経営責任者(CEO)であるJeff Bezos氏と、MacKenzie Bezos氏は米国時間4月4日、離婚調停が正式に成立したことを明らかにした。財産分与の一環として、MacKenzie Bezos氏はAmazon株の4%を取得する。
MacKenzie Bezos氏は4%の株式を保有し、Amazonの4大株主の1人となる。保有資産は約350億ドル(約3兆9000億円)になるとみられる。
— MacKenzie Bezos (@mackenziebezos) 2019年4月4日
Jeff Bezos氏は、保有するAmazon株の4分の1を手放すが、12%を保有し、世界一の富豪の座にとどまる。Bloomberg Billionaires Indexで、同氏の資産は約1140億ドル(約13兆円)となっており、2位のBill Gates氏の資産を100億ドル以上上回っている。MacKenzie Bezos氏は、自身が保有する議決権をJeff Bezos氏が維持することに同意している。Jeff Bezos氏の名義のみで保有されていた計16%の株式が、離婚によって分割される。
MacKenzie Bezos氏は、The Washington Postと、Jeff Bezos氏が設立した航空宇宙企業Blue Originの保有株式を、Jeff Bezos氏に譲渡することで同意した。
— Jeff Bezos (@JeffBezos) 2019年4月4日
米証券取引委員会(SEC)に提出された書類によると、離婚届は4日に提出され、離婚を完了する最終段階である離婚判決は、それから約90日以内に下されるはずだ。MacKenzie Bezos氏が株式を公開市場で売却した場合や、慈善団体に寄付した株式がその後に売却された場合、それらの株式はJeff Bezos氏の管理下から離れる。提出書類によると、MacKenzie Bezos氏が他の方法で株式を譲渡した場合は、Jeff Bezos氏がそれらの株式の議決権を維持し続けるという。Jeff Bezos氏が変更を認めない限り、この取り決めが取り消されるのは「Jeff Bezos氏が死亡した場合および法的無能力者と判断された場合に限られる」という。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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